東洋経済オンラインが文春砲の餌食に!! その2 反論になっていない反論

ついに文春側も文春オンラインでこの記事を配信した。

 

bunshun.jp

そして先のブログで紹介した、この記事に対する東洋経済オンラインの言い分がこちら。

toyokeizai.net

ここに両社の言い分が揃ったので、見てみよう。

 

 

 

 

まず、最初の一文で文春側は「下世話な記事が多すぎる」と東洋経済オンラインを一蹴している。

この一文を東洋経済側は取り上げず、下ネタのみでPVを稼ぐようなことはしていないと反論しているが、

「下世話」というのは下ネタだけではなく、くだらない話題という意味もある。

 

たとえば、こんな記事もその範疇に入ってくるだろう。

toyokeizai.net

先のブログで紹介したとおり、この記事は東洋経済オンラインの7月の月間PVで14位に入っている記事なのである。

なので、東洋経済側の言い分が早くも根底から覆る。

 

そして行き過ぎたPV稼ぎはしていないという反論も、それならムーギーキムが書いた記事を載せなきゃいいわけだし、今はツイートを削除しているが、反論記事を「今人気の記事」としてツイッターで発信したところからも、PV稼ぎに走っている現状が見て取れるだろう。

なのでこれも反論が覆る。

 

もう一度、東洋経済オンラインの7月の月間PVを出してみよう

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文春側が一例として挙げた、下世話な話題でPV稼ぎをしたという記事は、

 

・〈妻からも見放された34歳男性派遣社員の辛酸〉

・〈独身女性が48歳でAV女優デビューした理由〉

・〈「親が貧しい子」は勉強でどれだけ不利なのか〉

 

という3つの記事だが、ランキングを見てみるとそれぞれ、

 

・〈妻からも見放された34歳男性派遣社員の辛酸〉  ・・・13位

・〈独身女性が48歳でAV女優デビューした理由〉   ・・・10位

・〈「親が貧しい子」は勉強でどれだけ不利なのか〉 ・・・20位

 

にランクインしている。やはり、下世話な話題でPVを集めているというのは東洋経済も認めざるを得ないのだ。

 

 

 

一方、東洋経済側は記事の正確性について、

東洋経済オンライン編集部は、常に正確な記事を報じることを心がけています。しかし、もしも誤解を与えるような表現や誤りなどがあった場合には逃げ隠れせず積極的に足跡が残る形で「追記」を行っています。読者の皆さまに正確な情報を伝えることこそが、わたしたちの究極のミッションと考えているからです。”

と反論記事に書いているが、ムーギーキムが書いた二流以下をマウンティングする記事が本当に正確なのだろうか?

もし正確だったら私ら一般人はいったいどうなってしまうのだろうか。

これ以外にもトンチンカンなことを述べてミスリードしている記事もいっぱいある。

たとえば、この記事。

toyokeizai.net

たしかに、東急田園都市線の通勤時間帯に着席したいという需要はあるだろう。

しかし現実は乗車率ランキングの上位常連路線でもあり、非常な混雑のせいで遅延の嵐となっている。なので、それをどうにかしない限り「座れる通勤ライナー」など夢のまた夢なのである。

 

また、文春側も新潮の中吊りを盗み見てスクープとした過去があるから、両社とも記事の正確性については信用ならないだろう。

両社とも記事の信頼性がなく、主張や反論がイマイチ核心を突かないのでどっちが正しいとか間違っているとかっていうのは、一概には言えない。 

なので、文春の記事が正しいとか間違ってるかはこの際どうでもいいので、文春側の主張も話半分ぐらいで聞いておくこととする。すると残るのは、東洋経済側の反論記事だけだ。

 

ここで、改めて東洋経済側の反論記事に注目してみよう。

東洋経済の主な反論の内容は、以下の5点である。

 

(1)「2億PVの実態は下ネタ中心」の否定

(2)「ノルマ争いに辟易する社員」の否定

(3)6月に公開された記事『さっぱり貯金できない人は「節約」が足りない』についての考察不足の否定

(4)「10億PVを目指せ」の否定

(5)「うちの営業はクライアントの企業に対し、『東洋経済オンラインの読者モデルは、39歳の係長〜部長で、預貯金2000万円以上のハイクラス』と説明しています。しかし、これはあくまで自社申告の数字です」の否定

 

これについては、

(1)、(4)は過激な釣りタイトル等でPV稼ぎをしていることへの否定という点で共通しているが、上記で取り上げた

そして行き過ぎたPV稼ぎはしていないという反論も、それならムーギーキムが書いた記事を載せなきゃいいわけだし、今はツイートを削除しているが、反論記事を「今人気の記事」としてツイッターで発信したところからも、PV稼ぎに走っている現状が見て取れるだろう。

という考察で反論が覆る。

また、「下ネタ」ではないが、経済とは遠くかけ離れた「下世話」な話題でPVを集めたという事実は東洋経済オンラインもそのようなデータを出したことで認めざるを得ないものとなっている。

 

(2)に関しては、内部事情なのでどちらともいえない。

ただし、このようにあからさまなPV稼ぎをしている現状から、ノルマが課せられているのでは?と邪推したくなるのも付記しておく。

 

さらに、(1)、(2)、(4)を疑いたくなるような記事が東洋経済オンラインから出ているのである。

toyokeizai.net

この記事は、いきなりステーキの提灯記事である。

提灯記事とは記事内容の個人、団体や企業などを持ち上げる記事のことである。そしてその裏には持ち上げる代わりにお金が動くなんてことは誰にでも想像がつく。

しかも、この1回だけではない。

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これは東洋経済オンライン上で「いきなりステーキ」というワードで検索した結果のキャプチャである。過去2年にわたって計5回も提灯記事が書かれていることがお解かりいただけるだろう。

 

なぜこのような記事を発表できるのかというと、まとまった数のPVがあるからである。

このような提灯記事は見てもらえなければ意味がない。提灯記事を発表してもらう方も、見てもらうために発表するサイトを選ぶのである。

ということはPVが多ければ多いほど有利であり、宣伝文句にもなり得る。

だからPVを稼ごうとするのである。

 

 

(3)についてだが、前述した

ムーギーキムが書いた二流以下をマウンティングする記事が本当に正確なのだろうか?

という疑問により「東洋経済オンラインの記事が正しいもの」という前提が崩れている以上、大元の記事の信頼性がないのでどちらが正しいかとか誤っているかということでの考察ができない。

よって、この反論自体を無かったこととする。

 

(5)についてだが、東洋経済はきちんとマーケティングを行っているという印象を植え付けたいのだろう。

しかし、マーケティングと担当者の宣伝文句が同じである保証などどこにもない。担当者が口を滑らせてでもそのようなことを言ってしまえば、それが「自社申告」なのである。

 

 

 

以上のように、東洋経済側の反論の内容を覆す材料がどんどん出てきていることから、

これは東洋経済側の自滅ではないか。

と自分は考えるのである。